教室を運営していると、
時には「この生徒さんプロ?」
と思うようなベテランや同業者が参加することがありますよね。
私も料理講師をしてた時に、
TVで見たことがある料理の先生が現れて
思わず(心が)あとずさりした記憶があります。笑
私と同じように、
どう接して良いのか不安になったりする方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
でも、大丈夫!
少しの工夫と考え方のシフトチェンジで、
どんなお客様にも満足してもらえるレッスンができるんです。
あなたのスキルを守る同業者さんの対応方法と
ベテラン生徒さんと信頼関係を築く接客術をご紹介します。
同業者やベテラン生徒との出会いは避けられない!どう対応するか?
習い事教室を運営していると、
時には自分よりもベテランの生徒や、同業者が訪れることがあります。
これはどんなジャンルでも起こり得る状況です。
私自身も、料理教室をしていた頃、
同じ業界で活躍されている方々や
調理師さん、管理栄養士さんが
生徒としてお越しくださっていました。
また、どう考えても、
私よりもベテラン主婦さんだよねー
野菜、刻むの早いよねーって方も!
プロとして働いている方々や、
長年の経験を持つベテランが生徒として来たとき、
あなたはどう対応すれば良いでしょうか?
全ての生徒様の満足度を高めるファーストステップ
プロやベテランの生徒が教室に参加する場合、
最初に疑問に思うことは「なぜ私の教室に?」ということ。
実際、プロやベテランの方々には、何かしらの目的があるはずです。
「自分に足りない部分を学びたい」
「新しい視点を取り入れたい」
「他の先生方と比較して学びを深めたい」など、
その目的はさまざまです。
その目的を聞くことで、対応がスムーズになり、
適切な指導ができるようになります。
例えば、「苦手な部分を克服したい」という生徒には、
その弱点を強化する指導を。
「いろいろなスタイルを学びたい」という生徒には、
あなたらしい独自のスタイルを前面に押し出した指導をすれば良いのです。
もし、あなたから習った内容を
仕事に役立てたいと思っている方がいたら
あなたの権利を守りながら、
レッスンをすることが必要になります。
生徒のニーズや目的を理解し、それに沿った指導を行うことで、
生徒の満足度が格段に上がります。
そして、信頼関係も深まっていくでしょう。
最初に、多くの先生が気になるであろう
同業者さんの対応について解説しますね。
同業者に有効な2つの対応法
まず大切なのは、
あなたのスキルは、自分で守らなければならない!と
自覚することです。
同業者さんの場合、
あなたのスキルをそのまま真似して
生徒さんに提供されるかもしれません。
例えば、努力して作ったレシピ
オリジナルのやり方を
簡単に複製して使用されたら
ショックですよね。
でも、中には著作権のことなど知らずに
軽い気持ちで複製使用する方がいらっしゃるのも
また悲しいけれど現実です。
無知なばかりに、悪意無くしてしまう人を
出さないよう、お互いのために、きちんと最初にルールを決めておきましょう。
選択1 同業者・プロを受け入れるかどうか決めましょう
受け入れないという方法もありますよ。
その場合は、ホームページや
生徒様募集の際
お問い合わせがあった際に
「同業者の方のご参加は、ご遠慮ください」と
はっきりとご案内しましょう。
選択2 同業者やプロに向けた受講方法を作る
受け入れる場合は、
相手の目的を確認しましょう。
あなたが教えている内容を
・自分の生徒様に教えたい
・自分の店で商品として売りたい
など、商用利用の目的である場合は
実は、高額ビジネスのチャンスです。
商用利用の方向けの
レッスン内容、価格を考えて
ご提供するといいでしょう。
岡本自身だけでなく、
岡本の受講生さんたちも
講師育成コース
作家コース
商用利用ライセンス販売
など、お客様の状況に合わせて
受講条件や価格を設定した
商用利用商品をご提案しています。
そうすることで、
受講してくださるあなたの生徒さんも
正々堂々と商用利用できますし、
困った時に、あなたを頼ることもできるので
お互いにとってプラスになります。
ただしっかりとルールを作り込まないと
あなた自身が損害を受けることもありますので、
ご注意くださいね。
どちらにしても
初めに問い合わせがあった際や、
体験レッスンでその目的を確認することが大事です。
双方が安心して気持ちよくレッスンをできるよう
配慮しましょう。
次にベテランさんたちがレッスンに来た場合の
対処法をご紹介します。
ベテラン生徒との信頼関係を築くための3つのポイント
ベテラン生徒との信頼関係を築くためのポイントを3つ紹介します。
1. 目的を伺いそれを叶える
生徒がどんなレベルであっても、
オープンなコミュニケーションを心掛けることが重要です。
特にベテラン生徒の場合は、率直に
「どんな目的で参加しているのか」
「どんなことを学びたいのか」
を尋ねてみてください。
ベテランさんは、基本ができていることが多いので
そんな方こそ「ここをやりたい」と
明確な目的を持って来られていることが多いんです。
なので、その目的のところを知って
重点的に教えてさしあげます。
すると
「目的が達成できた!来てよかった!」と感じてもらえます。
なので、遠慮せずに、相手のニーズを伺い
理解しましょう。
2. あなたの強みを自信を持って伝える
プロやベテラン生徒の前では、
時に自信を失ってしまうことがあるかもしれませんが、
あなた自身の強みや独自性をしっかりと伝えることが大切です。
「自分らしさ」を見せることで、
ベテラン生徒も新しい発見ができ、
満足感を得られることが多いです。
3. ドキドキしていても堂々と余裕のある態度を崩さない
ベテラン生徒が持つスキルや経験に応じて、
柔軟な対応が求められます。
無理して上に立とうとする必要なありません。
むしろ相手のできているところを
「さすが、コツを掴めてますね」と
褒めてあげるくらいの余裕を見せてください。
すると、生徒さんも心を開いてくれます。
そこで、
さらにそのスキルを転用するためのアドバイスや、
バリエーション、最新情報など
提案をしてみると良いでしょう。
「それ、もう知ってます」と言われても
「さすがですね。」と落ち着いて答えればOKです。
持ち上げると、下からゴマをすっているように
見えるので気をつけてくださいね。
先生として、「よくできてます」
「よくお分かりですね」と褒めるマインドで。
先生が場の空気を作りながら、
楽しい時間を提供してください。
最終的に、あなたのレッスンに価値があるか
通い続けるかどうかを決めるのは生徒さんです。
次回予約が入らなくても、
相手の需要とあなたの供給が
合うか合わないかの問題です。
おまけですが・・
ベテラン生徒さんの気に入るポイントは
人それぞれ。
岡本が講師初心者時代には、なんと
「先生を応援したいから」というベテランさん。
恥ずかしながら、生徒さんへの説明不足で
小さな失敗が起きた時
「リカバリー方法を覚えられていい」と言って
その後も、ご指名で来てくれた料理の先生がいました。
なるほどと、その後は、もしこんな失敗したら・・・と
解説するようにしました。
こうして、何か1つでも喜んで帰って欲しいと、
全力で頑張ってたら「努力を尊敬する」と、
ご指名し続けてくださいました。笑
つたない時代から応援してもらって
今でも、とても感謝しています。
まとめ:プロやベテラン生徒も、教室の大切な一員です
プロやベテランの生徒に対する対応は、
最初は緊張するかもしれません。
しかし、全てのお客様が、あなたの教室に
何かしらの価値を見出して来ていることを忘れないでください。
だから、怖がったり、必要以上に緊張する必要はありません。
しっかりと目的を把握し、それに沿った指導を行うことで、
満足度を高め、信頼関係を築いていくことができます。
大切なのは、教室は技術を競う場ではなく、
生徒の成長や学びを支援する場であることです。
どんな生徒が来ても、あなたらしい教え方を大切にし、
生徒一人ひとりの目的に寄り添った対応を心掛けてください。
そうすれば、あなたも、生徒さのも、ハッピーになること
間違いなしです。応援してます!
長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
あなたの教室運営の参考になれば幸いです。
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では、今日も笑顔いっぱいの1日になりますように💓